掃除は心のおそうじになる
お掃除をすると、心がスッキリするので、朝起きると、すぐ行うようにしています。
主に、一階と二階にある便所の拭き掃除です。時々、廊下と、階段の拭き掃除もします。
まだ始めて、4~5年くらいにしかなりませんが。
掃除をした後は、大変、心が爽やかになれるので、何とか、続いてます。
お掃除をするのですから、掃除された場所が綺麗になるのは当然ですが、掃除をした自分自身の心の中も、お掃除できたような気持ちになるのが不思議です。
決して、「心の中を掃除しよう」などと思って掃除している訳ではありません。
ただ、何も考えず、掃除に専念しているだけです。
雑念が入らないので、掃除をし終えた後は心がスッキリ、爽やかになるのでしょうか。
お掃除を大切にする禅の僧
禅の僧たちは「一掃除二信心」と言って、信心よりまず最初に行うべきことは掃除であると教えられ、それを実行している人たちです。
お経をあげたり、座禅をすることよりも、一日の始まりには、まず掃除をすることが一番大切だと考えているからでしょう。
これは、掃除をすることで得られる、本当の意味を知っているからです。
このことは、自分で掃除をする習慣のある人はわかっていることなのですが、掃除をした後、綺麗になった部屋の中にいると「ああ、気持ちいい」と心から感じるのですが、ただ単にお部屋が綺麗になったからだけではないのです。環境を美しく綺麗に整えたことによって、自分自身の心の中も綺麗に整ったので、心から清々しく感じられるのです。
塵や、埃、汚れを取り払うことで、身の回りが綺麗に整うことは、自分自身の心の中を綺麗に整えることに直結しているのです。
心にも、悩みや、迷い、不安、欲望という、塵や、埃が沢山つもります。禅では、煩悩と言うそうですが、一心に掃除をしていると、お部屋の塵や、埃がとれるように、心の塵や埃もとれていき、清々しい爽快感が得られ、心の中がスッキリ整います。
心がスッキリ整ってきますと、今までは全く気が付かなかったような、色々な気付きも得られるようになってきます。感受性が鋭くなってきたのでしょう。
最初は、無理しないで短時間、5分でも10分でもいいのです。身の回りのどこか一か所で構いませんので、お掃除や整理整頓を始めてみてください。そして、続けましょう。
きっと心の中に、何か大きな変化が現れてくることでしょう。