ピーマンの栄養と効能=食べて健康、免疫力up!


ピーマンの栄養と効能

ピーマンは、ビタミンやミネラルなどの栄養を豊富に含むナス科トウガラシ属の一年草植物、野菜(果菜)です。唐辛子の栽培品種になります。原産地は、中南米といわれています。

ピーマンは、トウガラシ属の辛味がないかほとんどない甘味種(甘唐辛子・あまとうがらし)に属します。店頭で販売されているピーマンは、緑色をしていますが、これはまだ未成熟なためで、成熟すると赤色や橙色、黄色になり甘みがあります。

未熟な緑色のピーマンは、独特の香りと少し苦味もあり食べにくいのですが、熟して赤や橙色になるとかなり食べやすくなり、ビタミンCの量も増えます。また、ピーマンにはポリフェノールの一種でフラボノイドと呼ばれる色素成分が含まれていますので、この働きによりビタミンCは、本来熱に弱いのですが、熱による破壊はかなり軽減されます。お料理で油を使う炒めものにすると、ビタミンCやβ-カロテン(比較的熱に強い)、ビタミンA(β-カロテンの一部が体内でビタミンAに変換される)などの栄養をまとめて摂取できます。

ピーマンは、糖質の代謝を助けエネルギーをつくり出し疲労回復に役立つビタミンB1や細胞の新陳代謝を促進し、皮ふや粘膜の機能維持や成長に役立つビタミンB2また、皮ふや粘膜の健康維持をサポートしたり、脳神経を正常に働かせるのに役立つナイアシンや動脈硬化を予防しストレスをやわらげる働きのあるパントテン酸そして、貧血を予防し、細胞の生まれ変わりや、新しい赤血球をつくり出すために欠かせないビタミンである葉酸を含みます。さらに、抗酸化ビタミンであるビタミンC、ビタミンEを含みますので活性酸素の発生や酸化力を抑え、動脈硬化、皮膚や血管の老化を防ぎ、免疫力を高めてくれます。また、骨や歯を構成するのに必要なミネラルであるカルシウムリン、マグネシウムなどを含みます。カリウムも多く含まれますので疲労回復や利尿作用、高血圧の予防に役立ちます。

また、ピーマンは、機能性のある栄養としてカロテノイドの一種のβ-カロテンを豊富に含みますので強力な抗酸化作用を期待できます。

スポンサードサーチ

主な栄養素 100gあたりの栄養価
β-カロテン 940㎍
β-クリプトキサンチン 230㎍
ビタミンB1 0.06mg
ビタミンB2 0.14mg
ナイアシン(B3) 1.2mg
パントテン酸(B5) 0.28mg
ビタミンB6 0.37mg
葉酸 68㎍
ビタミンC 170mg
ビタミンE 4.3mg
カルシウム  7mg
リン 22mg
鉄分 0.4mg
マグネシウム  10mg
マンガン 0.13mg
カリウム 210mg

(赤ピーマン・果実-生)

五訂日本食品標準成分表より

スポンサードサーチ

ピーマンに含まれるフラボノイドの効能

フラボノイドはポリフェノールの一種で、野菜や果物など植物に多く含まれている色素成分です。強い抗酸化作用があり、活性酸素の発生や酸化力を抑え、ダメッジを受けた細胞を修復し、免疫力を高めたり、動脈硬化やがんの発生を防ぐ働きがあります。

ピーマンの主な栄養素の効能

β-カロテンの効能

β-カロテンには強い抗酸化作用があり、活性酸素の発生や酸化力を抑え、ダメッジを受けた細胞を修復し、免疫力を高めたり、動脈硬化やがんの発生を予防する働きをします。また、一部は体内でビタミンAとして働きますので、視力を正常に保ち夜盲症を防いでくれます。

ビタミンB1の効能

ビタミンB1は、世界で一番最初に発見されたビタミンです。今日のように栄養状況の良くなかった日本では脚気(かっけ)の治療に効果を発揮しました。炭水化物(糖質)の代謝をたすけてエネルギーをつくり出すので疲労回復に役立ちます。また、皮膚や粘膜の健康を維持し、糖質を栄養源としている脳神経や手足の末梢神経、筋肉の機能を正常にたもちます。

ビタミンB2の効能

ビタミンB2は、三大栄養素である炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質を体内でエネルギーに変える、代謝を支える重要な働きをしています。また、細胞の新陳代謝を促進し、皮ふや粘膜の機能維持や成長にも関わりますので、美容や子供の成長には欠かせない栄養素になります。

ナイアシン(B3)の効能

ナイアシンは、水溶性ビタミンの一種です。三大栄養素である糖質、脂質、たんぱく質の代謝によりエネルギーをつくり出す過程で働く酵素を補助する必要不可欠なビタミンです。皮ふや粘膜の健康維持をサポートしたり、脳神経を正常に働かせるのに役立ちます。

パントテン酸(B5)の効能

パントテン酸は、ビタミンB5とも呼ばれ動植物食品に広く含まれ、体内でも合成することができるビタミンです。パントテン酸は、三大栄養素である糖質、脂質、たんぱく質の代謝とエネルギーをつくり出すのに不可欠な酵素を補助する役割をしています。また、 血中の善玉コレステロール(HDL)、ホルモン、免疫抗体などを合成し、動脈硬化を予防しストレスをやわらげ、皮ふや粘膜の健康維持に役立ちます。

ビタミンB6の効能

ビタミンB6は、水溶性ビタミンの一種でたんぱく質を体内でエネルギーに変える、代謝を支えたり、筋肉や血液などがつくられたりする時に重要な働きをします。皮ふ炎を予防することから発見されたビタミンで皮ふや粘膜の健康維持にも役立っています。ビタミンB6は私たちの体内の腸内細菌からも一部つくられます。

葉酸の効能

葉酸は、緑の葉に多く含まれるビタミンです。貧血を予防する物質として発見されました。細胞の生まれ変わりや、新しい赤血球をつくり出すために欠かせない栄養素です。特に、細胞増殖が盛んな胎児の正常な発育のために必要な成分です。葉酸が不足すると貧血になったり、妊娠初期の女性の胎児に影響を及ぼし、神経管閉鎖障害の危険が高まります。

ビタミンCの効能

ビタミンCは、野菜や果物に多く含まれる抗酸化ビタミンです。抗酸化作用があるので活性酸素の発生や酸化力を抑え、動脈硬化、皮膚や血管の老化を防ぎ、免疫力を高めます。また、体の細胞や組織をつなぐ働きをするコラーゲンというたんぱく質をつくるので、皮ふや粘膜を健全に保ち美肌にも役立ちます。

ビタミンEの効能

ビタミンEは、強力な抗酸化作用により、活性酸素の発生や酸化力を抑え、細胞の酸化を防ぎ、血管や肌、細胞の老化を防いでくれます。また、ダメッジを受けた細胞を修復してくれますので、動脈硬化やがんの予防にも役立ちます。

カルシウムの効能

カルシウムは、人間の身体で骨や歯を構成する必須ミネラルです。人間の身体に最も多く存在するミネラルで、骨そのものが貯蔵庫の働きもしています。不足すると骨から遊離します。体重の1~2%の比率を占めています。カルシウムは血液を凝固させる働き(傷口を治す)や、筋肉の運動、神経の働きに作用します。筋肉の収縮や心臓の拍動もカルシウムの働きによるものです。また、神経の働きに作用し、緊張や興奮を静めることで、イライラやストレスの解消に役立ちます。

リンの効能

リンは、人間の身体で骨や歯を構成する必須ミネラルです。リンは体内のミネラルの中でカルシウムの次に多いミネラルです。体内のリンはその約80%がカルシウムやマグネシウムとともに骨や歯をつくる成分になります。残りの約20%は筋肉、脳、神経などの様々な組織に含まれ、エネルギー代謝や脂質代謝などにおいて重要な役割を担っています。

鉄の効能

鉄は、必須ミネラルのひとつで赤血球を構成する成分で、全身の細胞や組織に酸素を運ぶ働きをしています。鉄は、貧血の予防に重要な栄養素です。体内の鉄の約70%が血液中で赤血球のヘモグロビンの構成成分となり約25%は肝臓などに貯蔵されています。肺で取り込んだ酸素を全身の細胞や組織に運ぶ重要な役割をしています。鉄は細胞に酸素と栄養を届けるヘモグロビンにとって大切なミネラルなのです。

マグネシウムの効能

マグネシウムは、体内で約300種類以上もの酵素の働きをサポートします。50~60%が骨に含まれていて、不足すると骨から遊離します。カルシウムと密接な関係があり、骨や歯の形成に必要な栄養素でもあります。また、三大栄養素である炭水化物 (糖質)、脂質、たんぱく質の代謝により、エネルギーをつくり出す過程で酵素が必要になりますが、マグネシウムは酵素が働くために必要不可欠なミネラルなのです。

カリウムの効能

カリウムは、体内のほとんどの細胞の中に存在しナトリウムとバランスをとりながら高血圧を防いでくれます。ナトリウムは体に必要なミネラルですが、とり過ぎは高血圧になる危険が高まります。しかしながら、多少ナトリウムの摂取量が増えたとしても、適切な食事で必要なカリウムの摂取ができていれば、カリウムの働きでナトリウムはカリウムと共に汗や尿として排出され、高血圧を防いでくれます。食事でのカリウムの摂取は大変重要になります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 楠本季一 より:

    **あなた達、は今の医療費に納得出来ますか?**
    (医療費16.5兆円削減運動)

    私はピーマン胎座を食べて、風邪、インフルエンザで18年間、薬を服用した事がありません。
    また食欲不振、体調不良になった事も有りません。

    GDPで計算すると、日本国民は
    医療費を年間1人13万円、4人家族は年間52万円、
    10年間で520万円余分に、医師、製薬会社に取られている計算です。

    英国の一人当たり医療費は年間4025ドルです。GDP比で計算すると日本の国民の医療費は年間5333ドル(4167x1.2799)
    英国人より年間医療費を1308米ドルも余分に取られています。

    **あなた達、は今の医療費に納得出来ますか?**

    名目GDP=国連2014年データー   日本36298ドル、英国46461米ドル
    医療費=OECD2015年データー  日本4167x1.2799=5333 ドル、英国4025米ドル 

    1308×1.265億人=16.5兆円(年間)削減運動
    GDPは国民の一人当たり総所得で生活水準の基準です。(英国は日本の1.2799倍)


    1998年11月に 「ピーマン胎座(ワタ)の薬理作用」 の発見者
    胎座の研究歴18年の実体験者   楠本季一

    私はピーマン胎座を食べて、風邪、インフルエンザで18年間、薬を服用した事がありません。
    また食欲不振、体調不良になった事も有りません。

    (ネット上「ピーマン種ワタ」で検索)
    (ネット上「ピーマン胎座」で検索)
    (ヤフー知恵袋の「ピーマン胎座」で検索)   

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">